常温硬化型 無溶剤・無機質コーティング材料 セラトン・セラニック |
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LTコート(無機質微細骨材)
特長・仕様
下塗り用LTコート
- LTコートは無機系接着剤成分と無機粉体からなる無機被覆層は、基材コンクリート面に無機高分子が浸透して補強、保護機能とドライアウトを起す事無く安定した無機造膜を形成します。
- LTコートは撥水性で難燃材、不燃性質です。
- 緻密で平滑なSNコートはコンクリートとの接着力は4,3N/mm以上と一体化した造膜です。
- LTコートは撥水性で透水抑制機能があり凍結融解対応性が有ります。
- 無機質造膜は基材コンクリート表面調整機能と下塗塗料を兼ねた造膜も形成します。
- 下地調整材兼下塗塗材のLTコートは吸い込みが無く、セラトン「無溶剤無機質塗料」と接着力が有り高光沢の上塗りの工期短縮施工が可能です。
上塗り塗料 セラトンPTN(無溶剤無機質塗料)
「セラトン」を塗布する事によって撥水性で高光沢、耐汚染性の洗浄回復性が良好のタイル質類似の不燃性無機質造膜が構成します。
仕様(1) 平 滑 性 素 材LTコート;セラトン標準仕様
※スレート・耐火ボード・ケイ酸カルシウム板・押し出しコンクリート・住宅外壁
(段差 不陸 ピンホール 巣穴等 が無い基材)
施工工程 |
使用材料 |
塗り重ね時間(20℃)
(前工程終了後) |
標準使用量
(kg/u) |
摘要
材料形態 |
コンクリート
基材表面処理 |
基材の欠陥部処理が完了していることを確認のうえ、サンダー、高圧水(15Mpa以上)等で脆弱層、型枠剥離剤、塵、油脂等、付着物を除去し健全な下地材と表面を清浄にする。 |
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不陸調整
(基材により削除) |
樹脂モルタル |
高含水部、結露部は不可 |
1.0kg/500μ |
※水+混合粉末 |
下地調整兼下塗り |
LTコート |
モルタルの乾燥状態・表面状態に異常が無い事 |
0.5kg/200μ |
A液B液2:1混合
=3kg+粉末4.5kg |
上塗り |
セラトン指定色 |
LTコート硬化後
20℃で12時間以上 |
0.13kg/45μ |
無溶剤無機質塗料
(1液型塗材) |
仕様(2) コンクリート構造物LTコート;セラミック標準仕様
※新設、既設コンクリート表面改質仕上げ仕様
PC構造物・トンネル内壁・コンクリート橋・高欄・コンクリート橋脚・コンクリート建造物
堰堤構造物・コンクリート槽内外
施工工程 |
使用材料 |
塗り重ね時間(20℃)
(前工程終了後) |
標準使用量
(kg/u) |
摘要材料形態 |
基材コンクリート
劣化部処理・清掃 |
電動サンダー、サンドブラスト、超高圧水(150Mpa以上)
処理等により、劣化部を除去し健全なコンクリートとするとともに表面付着の型枠剥離剤、油脂、塵等を清浄にする。 |
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不陸調整
(部分補修) |
劣化除去部、段差、目違い 打ち継ぎ クラック等
※(使用量は調査結果に基き設定する) |
※水+混合粉末 |
全面平滑化しごき
下地処理 |
劣化部除去後、樹脂モルタルで荒れたコンクリート表面、巣穴、大きいピンホールは、LTNコートの施工可能な平滑下地に仕上げ
※(施工厚さは調査結果に基付き設定する) |
※水+混合粉末 |
下地調整兼下塗り |
LTコート |
モルタルの乾燥状態・表面状態に異常が無い事 |
0.5kg/ 200μ |
A液B液2:1混合
3kg+粉末4.5kg |
上塗り |
セラトンPTN
指定色 |
LTコート硬化後
20℃で12時間以上 |
0.13kg/ 45μ |
無溶剤無機質塗料
(1液型塗材) |
※樹脂モルタル断面修正材:不陸調整用(10mm以上)と薄塗用(3〜7mm未満)モルタルは別途とする。
仕様(3) CRPクロスライニング工法(ネット補強ライニング仕様)
※コンクリート劣化部補強、剥落部補強補修、溶液槽内外補強ライニング
※鋼板槽内外ライニング 腐食鋼板補強ライニング
施工工程 |
使用材料 |
重ね塗り時間(20℃)
(前工程終了後) |
標準使用量
(kg/u) |
摘要材料形態 |
コンクリート施工部
清掃及び
劣化部処理 |
電気サンダー、サンドブラスト、超高圧水(150Mpa以上)
処理等により、劣化部を除去し健全なコンクリートとするとともに型枠剥離剤、油脂、塵等表面を清掃する。 |
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不陸調整
(部分補修) |
劣化除去部 段差 目違い,打ち継ぎ クラック等
※(使用量は調査結果に基き設定する) |
※水+混合粉末 |
下塗り兼接着剤 |
LTコート |
下地基材の乾燥状態・表面に異常が無い事 |
0.5kg/200μ |
A液B液2:1混合
3kg+粉末4.5kg |
クロス貼り |
各種クロス
繊維 |
LTコート平滑貼り込み
浮貼り、気泡を出さ無い事 |
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クロス押さえ扱き |
LTコート |
〃 |
0.5kg/200μ
クロス細、太で設定 |
A液B液2:1混合
3kg+粉末4.5kg |
上塗り |
セラトンPTN
指定色 |
LTコート硬化後
20℃で12時間以上 |
0.13kg/ 45μ |
無溶剤無機質塗料
(1液型塗材) |
※上記仕様書は1プライ工法です。2プライ仕様は別途協議と致します。
LTコート
- 厚塗り樹脂モルタルの乾燥状態を良く確認して施工をして下さい。
- 含水面、結露面には施工をしないで下さい。
- A液とB液を2:1の比率で十分に混合攪拌してからパウダーを入れて下さい。
- 標準配合は混合液3kg(A液2kg:B液1kg)にパウダーは4.5kg重量です。
- 施工部位にローラー刷毛等で材料配りしてコテで平滑仕上げする方法も有ります。
- 次工程のセラトン上塗りは気温20℃で12時間以上の養生時間を必要とします。
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